懸賞を当てる方法|ハガキ応募
懸賞はどのように抽選されるのか
昔とある企業の社員だったころ、取引先の応援にかり出される事がありました。
その一つ、懸賞賞品の発送のお手伝いとして1週間物流倉庫に缶詰になったことがあります。
誰でも名前を知っている大企業の総計1万名に当たる、という大掛かりなキャンペーンでした。
私が担当したのは、当選者のハガキをチェックするという作業。
応募総数が非常に多いため、「必要事項を満たしたハガキから抽選」ではなく、あらかじめ抽出された当選ハガキからダメなものをはじいて行くのです。
足りない分の当選者数のみ、はずれハガキから再度選ばれるんですね。
その時に確認したのは
- 応募券の必要枚数が貼ってあるか
- 必要項目に不備がないか
- 読める字か
当たり前の事ですが非常に大事です。
応募券
バーコードでもそうですが、A賞は5枚、B賞は3枚、など決まっている事がよくあります。
これがA賞希望なのに3枚しか貼っていない、というのが結構あったんです。
せっかく一度当たって選ばれたのに不備ではじかれてしまっては元も子もありません。
また、郵便が運ばれてくる途中で剥がれたのでは、と思われるハガキも。
しっかりと貼付することは必須です。
必要項目
こちらも結構抜けているものがありました。
住所が最後まで書いてなかったり、電話番号がなかったり。
慌てて書いているんでしょうか・・
名前がないものすら見た覚えがあります。
発送しようがありません。
読める字
美しい字ということではありません。
読みやすい字、です。
というか機械で読み取れる字、です。
応募先によっていろいろな方法があるとは思いますが、そこではハガキをスキャナーで読み取ってラベルに印刷まで自動化されていました。
読み取れなければ発送できない。
達筆だと不利かもしれません。
楷書で読みやすく、文字の潰れがないように。
「黒いペンではっきりと」と応募要項に書いてある懸賞は多いです。
上記のような理由があると思われます。
色ペンを多用する人もいると思いますが、大規模キャンペーンだとわざわざはずれハガキを作っているようなものです。
デコハガキの効果はあるか
私はハガキをデコレーションすることはほとんどありません。
お店でもらってきたり、キャンペーンサイトからダウンロードした専用応募ハガキの場合求められていることしかしません。
つまり必要項目のみを書き、バーコードやレシートなどを貼るだけ。
縁取りもしないしラインマーカーも使いません。
ぷっくりシールを貼ったり、ハガキにわざと折り目をつけたりして隙間を作る事で引かれやすくする、という手法もありますが、郵便局の機械でひっかかって破れたりすることがあると聞いた事があります。
また、キャンペーンが終わったらどこもハガキを処分しなければなりません。
その際規格外のハガキや折り目のついたハガキ、ぷっくりシールは邪魔なだけです。
専門業者を頼むほどの経費や応募数でなければ、現場の人たちがシュレッダーにかけるんでしょうから。
今は個人情報にどこも非常に気を遣うため、ハガキをそのまま捨てることはないでしょう。
余計なデコは機械の故障のもと。
デコハガキの効果があるのは
ずばり、応募数が限られる懸賞です。
抽選する側が確実に目を通すキャンペーンです。
これはローカルテレビ番組、ラジオ番組、雑誌、フリーペーパーですね。
感想や意見、ちょっとしたイラストなど主催者側が喜んだりちょっとほっこりしたりするハガキとなると効果的でしょう。
目をつぶってハガキを引くという手法であればシールで盛り上がったりしていれば手に当たりやすいかも。
ただし、こちらもデコる前に読みやすい字は必須。
とくにラジオやテレビは名前にふりがなをつけるのを忘れずに!
番組で当選者発表するのに読めない名前だと避けられます。
また、やりすぎのデコハガキは逆効果だと思っています。
ギラギラと飾り付けられたハガキは「懸賞マニアです!」と全身で主張しているような気がして、私が抽選する側だと確実に引きます。
あ、目立つのでハガキを引く、ではなくてドン引きして避ける、という意味です。